ご案内

論系・コースご案内

 表象・メディア論系(学部)およびコース(大学院)の概要は以下の通りです。

学部「表象・メディア論系」

 表象・メディア論系では、古典芸能から現代、そして未来の表象文化まで、人間が生み出してきた多種多様な芸術文化活動や思想を、メディア・身体・イメージの三つのキーワードをもとに分析する。

 具体的には、文学、美術、演劇、映画、古典芸能などの伝統的な芸術分野はもちろん、従来の学問領域の範囲内におさめにくいメディアアート、テレビ、写真、パフォーミング・アーツ、音楽、ディジタル表現、アニメ、マンガ、ゲームなど、多種多様な表象文化や思想を対象として、サイボーグ、サブカルチャー、テクノロジー、都市、戦争、精神分析、オカルト、ファッションなど多彩な視点から学術的に研究する。

 従来の学問研究の固定的枠組みからは自由な横断的ネットワーク構築の視点に立って、政治・経済・思想の諸問題、メディア・テクノロジーの進化、身体感覚の変容、多様化する視覚イメージなどを複合的に学び現代的状況のダイナミックな把握をめざす履修環境を用意する。

大学院「表象・メディア論コース」

 表象・メディア論コースは、古典芸能から現代の表象文化まで、人間が生み出してきた多種多様な芸術文化活動を、メディア・身体・イメージの三つのキーワードをもとに分析する。研究対象としては、古典的あるいは伝統的な意味での文学・芸術作品のほかに、パフォーミング・アーツ、メディアアート、テレビ、写真、ディジタル映像、サブカルチャーなど同時代のさまざまな文化現象をその射程に収める。

 本コースは、対象をリアルなモノとして扱う基本的姿勢を保ちながらも、メディア・テクノロジー、身体表象、視覚イメージに関する複合的研究を可能にする環境を用意する。具体的には1960年代後半以降のポスト構造主義や記号論などの理論的成果を踏まえ、現在の人文科学が取り組むべき課題に大胆に挑戦する新たな研究スタイルの確立をはかる。

 本コースのカリキュラム構成に関しては、従来の学問研究の固定的枠組みからは自由な横断的ネットワーク構築の視点に立って、政治・経済の諸問題、テクノロジーの進化、身体感覚の変容など現代的状況のダイナミックな把握をめざす履修環境を用意する。

 人材育成の面においては主要には三つのフィールドが関係することになるだろう。すなわち本コースは表象文化研究、メディア研究を軸として、既成学問の枠組みにとらわれることなく人文科学の新しい地平を切り開く意欲と能力をもつ本格的研究者の養成に取り組む。次に、研究者とともに美術館・博物館の学芸員のあり方にもかなり変化が生じ、大胆な企画力が求められつつある現在、本コースは時代が要請する新たなタイプのキュレーターの養成に力を注ぐ。さらには、ソフトパワーとしての文化についての新たな位置づけが進行する今、出版界、ジャーナリズム、マスメディアはもとより、多様化する文化の諸領域に活動の場を見出そうとするメディア・リテラシーの能力を十分にそなえた人材の育成をめざす。