教員紹介

身体論

 現代に生きる君たちは、あらゆるものがヴァーチャル化され、どれが本物なのか、どれが実質をもったものなのか、疑問に思う場面が少なくないだろう。人間の 身体も、例外ではない。それは、ヴァーチャル化され、実感を失い、浮遊しつつある。本プログラムは、私たちに唯一生きている実感を与えてくれるはずの身体 と、どのように向き合っていくべきかを君たちとともに考えていきたい。

竹本幹夫

竹本幹夫 (Mikio TAKEMOTO)

専門分野

能楽に関するすべての研究 例)「現代能楽論」、演劇の発生・形成過程に関する研究 例)「サーカス論」、日本古典文学作品のテキスト研究 例)「日本の 文学論」、舞踊に関する理論研究 例)「古典舞踊論」

「復元身体論」(学部ゼミ)

演劇は一回性の芸術であり同じものでも演じる度に内容は異なる。
一期一会ともいうべき演劇の上演記録を網羅的に収集・分析して、その本来の古態にまでさかのぼるという作業が本ゼミで学ぶことの中心となろう。

「表象・メディア論講義9・10 世阿弥の能楽論を読む」(大学院講義)

世阿弥の能楽論を代表する『風姿花伝』を読みながら、中世後期の演劇について考察する。演劇と文学の関わり、メディアと身体の関わりについて、歴史的な事実の検討を通じて理解を深めたい。

宮沢章夫 (Akio MIYAZAWA)

専門分野

現代演劇と身体論(アングラからチェルフィッチュまで)。ポップミュージック(バップからロックへ、そしてヒップホップへ)。80年代クラブカルチャー。 ビートニク。映画(ゴダールから青山真治へ)。コンピュータカルチャー。刺激的なアート群(デュシャンからグラフィティへ)。

「文化身体論」(学部ゼミ)

混沌とした授業内容にしたいと考えている。というのも、文化のなかにおける「身体」はいま、さまざまなテクノロジーによってこわばっているのを感じるからだ。監視カメラは24時間、私たちを映し続けている。禁煙をはじめノイジーなものは排除されようとしている。だが、「身体」こそなによりノイジーだ。ニュータウンの美しさは否定できない。安全で、住みやすく、美しい土地だ。けれどどんなに美しくてもゴミはどこかに集められている。「身体」のぶれのようなものを、さまざまな例示(フィールドワーク、映画、演劇など作品鑑賞)のなかから発見するためにこのゼミはある。

村井翔

村井翔 (Sho MURAI)

専門分野

精神分析、ディスクール分析、脱構築批評、世紀末ウィーン文化、クラシック音楽、オペラ、バレエ

「身体の精神分析」(学部ゼミ)

人間とは「見かけ」の支配に屈し、ファンタジーをリアルと取り違える生き物というのは、精神分析の人間観の根幹ですが、私たちが自分の身体だと思っているものも身体表象、身体についてのイメージに過ぎず、ナルシシズムから醜形恐怖に至る様々な幻想によって彩られ、歪められているのです。
身体論と精神分析が出会うところからどんな知の冒険が開けてゆくのか、その可能性を探究するゼミです。

和田修

和田修 (Osamu WADA)

専門分野

民俗芸能全般、神楽、風流踊(盆踊)、歌舞伎、説教節、猿楽、猿回し、鬼、天狗、神がかり、松尾スズキ、芸能の映像記録の方法、「早稲田祭」など。

「芸能文化論」(学部演習)

日本の各地に伝承されている民俗芸能を映像資料や絵画資料を用いて分析します。とくに、鬼や天狗、神がかりなど、「奇」なるものの系譜に注目します。日常 からの離脱、得意な身体性への憧憬、一回性指向など、演劇の本質と「奇」は不可分の関係にあるのです。

坂内太 (Futoshi SAKAUCHI)

専門分野

パフォーミングアーツ論、演劇及び文学論、写真論、映画論、アニメ論、マンガ論など、身体の表象に関わるものなら、いかなるジャンルでもOKです。斬新な 視点と熱意を持つ学生を期待します。

「身体表象論」(学部ゼミ)

「身体」をキーワードに演劇/パフォーミングアーツ/文学/写真/映画/マンガ/アニメなどの多領域を駆け抜けるゼミを展開します。演じる身体が記録され たイメージとしてメディアに流布する際の諸問題など、身体/イメージ/メディアの各プログラムを横断するテーマも扱います。劇評を書く訓練なども行います。

「身体表象研究」(大学院研究指導)

演劇、文学、写真、パフォーミング・アーツ等における身体表象の分析に関して、方法論の検討を行うと共に、身体表象論の対象となりうる様々な作品・事象を多領域横断的に分析する。

菊地浩平

菊地浩平 (Kohei KIKUCHI)

専門分野

身体表象論(特に人形に関わりのあるもの)、人形劇、ゴードン・クレイグ及びサミュエル・フットの演劇

学部演習(身体文化論)

機械や道具に依存しなければ成立し得ない「身体」の表象について、複数の作品を取り上げ、受講者全員で徹底的に考察・議論をします。

学部講義(人形メディア学概論)

東西の人形劇や人形を使った儀式、祭事はもちろん、人形の登場する漫画、小説、写真、映像(ホラー、ファンタジー、SF、アニメ、特撮、ミュージックビデオ等)、果てには着ぐるみやインディープロレスといった様々な題材を取り上げ、「なぜ、人形なのか」をひたすら考察し続ける講義です。

助教として、進級や授業などに関してみなさんの相談役もつとめます。質問・相談のあるときは、気軽に論系室を訪ねてください!

更新情報

2016.04.13
2016年度春期・秋期の時間割を更新しました。

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